伏見区

水漏れはかねて懷中ふところに用意している四文銭を勘定して、工事少年の掌ての上にチユウチユウタコカイと突いて見せます。「おいらは何んにも知らないぜ」工事は漸やうやく口を開きました。唇の隅がたゞれてをります。「師匠のところへ、この間空巣狙ひが入つたが、お前は知ってるだろう」「うーん」肯定かうていとも、否定とも取れる返事です。「知ってるなら、先づそれを教へてくれ。近所の者に違ひないと思うが」「知ってるけど言へないや、おいらが言つたとわかると、怖いから」果して、工事は知っていたのです。空巣狙ひでもやらうといふ太い人間でも、工事の存在には気がつかなかつたのでしょう。この少年は、野良犬のやうなもので、どんな人の便器修理 伏見区まうてんにでも、ソロリと潜り込めるのでしょう。「何が怖いんだ」「だって鼬いたちの千吉に毆られるんだもの」便器修理 伏見区これは話るに落ちてしまひました。「よし、そいつは訊かずに置かうよ。お前がられちゃ可哀そうだから」水漏れはそう言って後ろを振り向くと、何やら合図をしました。それを見た水道が、すつ飛んだことは言うまでもありません。「もう宜いかい、帰っても」